弘前市

※各地の開催マップは弘前観光コンベンション協会様のHPをご参照ください。
https://www.hirosaki-kanko.or.jp/details.html?id=CNT00407191426141317
津軽では氏神様の大祭前夜祭である宵宮を「ヨミヤ」と呼びます。
約80にも及ぶ各神社の宵宮の日は、参道に多いところでは80を超える露店が並び、射的や金魚すくいなど楽しむことができます。
※引用:公益社団法人 弘前観光コンベンション協会様

宵宮特集をご閲覧いただきありがとうございます。
今回は、2025年に弘前で一番最初に宵宮が行われる普門院(山観様)の白澤雪俊住職に、宵宮について色々とお話を聞かせていただきました。

宵宮の始まりや歴史は諸説あって、はっきりとは明言できないそうなんです。ただ、今のようにたくさんの出店が並ぶようになったのは、昭和の初め頃からではないかと考えられています。
全国的によく聞くのは「縁日」という言葉ですよね。白澤さんによると、縁日も宵宮も「神仏とご縁のある日」という意味では同じように捉えていいんじゃないか、とのことでした。
また、「宮」という字が入っているからか、「神社のお祭り?」と思う人も多いようですが、宵宮はお寺でも行われています。白澤さんの先代は「宵夜」という言葉も使われていたそうで、神社とお寺の区別をしたかったのではないかな、とお話しされていました。
宵宮に行くと、屋台の魅力に惹きつけられるものですが、弘前では昔からお爺さんお婆さんたちが大切にしてきた教えがあるからか、多くの人がまずお堂やお社にお参りをしてから、お店の方に行くという習慣が残っています。
白澤さんが、宵宮で何よりも大切にしてほしいと願うのが、「誓願(せいがん)」と「祈願(きがん)」の心なのだそうです。
「利益(りえき)」という言葉がありますが、これは普通に聞く「儲け」という意味ではなく、仏教語では「ご利益(ごりやく)」と読み、神仏からいただく恵みを指します。この「ご利益」とは、自分一人だけが良い思いをすればいい…ということではなく、自分の子どもや孫、もっと先の代まで、子々孫々みんなが幸せになるように心を込めて願うことこそが、本来大切なのですよ、と教えてくださいました。
白澤さんは、神社とお寺ではお参りの仕方(神社は二礼二拍手一礼、お寺は合掌一礼)が違うけれど、その形よりも「今、自分がこうして元気にいられるのは、一体誰のおかげなんだろう?」と、自分に問いかけてみることが大事だとお話しされていました。
宵宮はただ楽しい時間を過ごすためだけのお祭り、ではないということが白澤さんに取材させていただいて分かりました。
宵宮は今の自分があることへの感謝や、子々孫々まで幸せになるようにという未来への願いを込める場所でもあります。
この夏、宵宮へ行った際は、賑やかな雰囲気はもちろん楽しみながら、その中で「祈り」に触れ、宵宮の空気感を体験してみてはいかがでしょうか。きっと、いつもとはちょっと違う、大切な何かを感じられると思います。






