弘前市
弘前市の学生街として、長年地域住民や学生に親しまれてきた西弘商店街。「西弘ちょうちんまつり」は、地域の活気を象徴する夏の風物詩です。一度は途絶えながらも復活を遂げ、コロナ禍を乗り越えてきたこのまつりが、今、転換期を迎えています。商店街の現在地と、今年のまつりに向けた取り組み、そして西弘のこれからの姿について、西弘商店街維持振興会の田中さんにお話を伺いました。
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〉まつりの歩みと、商店街の現在
〉逆境の中でも変わらない熱気:今年のまつりの見どころ
〉まつりが紡ぐ未来:西弘商店街のこれから
〉西弘ちょうちんまつりに込めた想い

—— この「西弘ちょうちんまつり」が始まった経緯や、2019年に復活させた当時の想いについて教えてください。
西弘ちょうちんまつりの根源として、43年前の開催時に秋田の竿燈まつりを西弘に呼んだのが“ちょうちん”という名前を使った始まりと先代から聞いています。それからずっとちょうちんまつりとして開催し、途中三年間だけ「新しい西弘を」という思いで西弘夜店まつりと称し開催しましたが、やっぱり西弘はちょうちんまつりだよね!と復活の文字をつけてちょうちんまつりを繋いで来ました。
当時復活と同時に“花嵐桜組”によるよさこい演舞が始まり、今では夢源郷、焔舞陣と三団体の演舞をしていただけています。復活の文字とともに、『西弘へ何か協力出来ることがあれば』と花嵐桜組の代表から連絡をいただき、無事に開催できた時には感極まるものがあったと先代から伺っております。
—— 新型コロナウイルスの影響による中止や2022年の縮小開催など、様々な場面で大変だったかと思いますが、当時のご苦労や、通常開催に戻られた際の率直なお気持ちはいかがでしたか?
コロナ禍から開けて、縮小開催できる運びとなった際には沢山の懸念点がありましたが、地域に少しでも元気を取り戻したく各店で沢山の注意を払いながらの開催となりました。
実際に来ていただいた来街者の皆様の楽しそうしている場面を見て安心した思い出があります。通常開催に戻り以前よりもっともっと勢いをつけて会場構成を調整してきました。年々来街者の増加を会員一同嬉しく思います。
—— 加盟店の減少や開催費用の問題など、現在商店街が直面している状況について、お話できる範囲でお聞かせいただけますか。
商店街会員の減少により、会費だけでは到底開催できる状況にはあらず地域の皆様や一般企業様、商工会や市行政の力を借りて今年度も開催できる運びとなりました。まだまだ商店街そのものもこの祭り自体も守っていくため、試行錯誤していかなければならない状況ではあります。

—— 色々な課題がある中でも開催される今年のまつりですが、来場される方へ向けて「ここを見てほしい」「こう楽しんでほしい」という見どころを教えてください。
多彩な食べ物飲み物も人気の一つでありますが、メインステージでの各パフォーマンスを食べ物片手に是非見ていただきたいです。ちょうちんまつり司会10年となる弘前市出身のシンガーソングライターHINAさんをはじめとし、音楽に本気な素晴らしいパフォーマーばかりですので、フェスにでも来たかのように全身で楽しんでいってほしいです。

—— このイベントを通じて、地域の方々や学生たちにどのような変化やリアクションが生まれることを期待していますか?
西弘ちょうちんまつりを通して、現在学生の方々にも地域住民の方々にも、来街してくださるすべての方が“西弘って温かくていい所だな”と思っていただけたら幸いです。
—— このまつりを守り、続けていくことで、今後の西弘商店街をどのような場所にしていきたいとお考えですか?
西弘って温かくていい所だなと思っていただいた後に、通常時の西弘商店街への来街者の増加を目指していますので、是非西弘へ帰って来てください。美味しいもの、どこか懐かしくかんじるもの、新しく変わったもの、色々な時代の変化はありますが、沢山の世代の温かい場所になれるよう会員一同精進してまいります。

—— 最後に、この記事を読んでくださっている方や、まつりを応援したいと思ってくれている方へ、一番伝えたいメッセージをお願いします。
「西弘商店街」というと「思い描く商店街と違う」「居酒屋通りじゃん」と思う方も多いのではないかと思います。
43年前に当会、西弘商店街維持振興会が設立された当時は、八百屋さん、写真屋さん、文房具屋さんなど様々な商店が立ち並び、会員数も50店舗を超えていたと聞きます。
時を経て現在は22の加盟店のみとなりましたが、現在も、過去の繋いでくれた西弘商店街維持振興会という名前と“西弘ちょうちんまつり”を会員一丸となり守っています。
本年度43年目となる西弘ちょうちんまつり。
私が産まれるずっと前から繋ぎ続けて今年も開催できるのは、地域住民の皆様、協力企業様、出演者の皆様、来街者様、西弘に携わる全ての方々のおかげだと思います。この場を借りて感謝申し上げます。
まだちょうちんまつりに来たことのない方も、毎年来てくれている方も是非西弘においでください。会員一同、沢山の来街者様をお待ちしております。
長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。